予習無しの特攻人生!

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純血なるミセリコルデ・番外2 父の残したもの

晴香重工

創業が始まり、既に数十年
最初はラジオを修理しているだけの小さなところだった
今ではロボット産業を主流にしている大きなところだ

AH

その始まりが晴香重工にあった

ソードブレイカーのアイズフ・S・ソードブレイカーの古くからの友人 晴香十琥
ある日、アイズフが持ってきたのは大量のお金であった
「これで、未来を変えてみないか?」
アイズフの考えはこうである
労働用の大型人型ロボットの登場により、科学がこの世界の主流であることを知らしめたい
魔法使いの派閥の力を弱める働きを意味していた

しかし、それを良い素材だと思う過激派はこの世に多数存在している

労働用であるはずのロボットは武器を持たされ、AH 『兵隊の先頭に立つ者』を意味された

派閥争いは言葉から銃を握らす戦争と変わった


AHは『言論戦争』が終わってすぐに大量使用された
ゴールドマンの死に怒りをあらわにする魔法使いはAHと戦った

『中等戦争』の始まりである


労働用ロボットの生産を推したアイズフはAH生産の父として祭り上げられ、総督の位を与えられた
ソードブレイカーの全権を握らされたアイズフは嫌々ながら指揮をする
支持者を裏切る度胸は無かった
しかしそれはアイズフが弱いのではなく、アイズフを取り巻くソードブレイカーの人間たちが強すぎたのだ
力だけでなく意思が

アイズフはある日、息子のトマージ・S・カーソンに写真を渡した
「十琥の娘、彼方だ。この女性はお前の女だ」

トマージはこの頃から彼方と結ばれることをアイズフに願われていた
それは呪いでもあった

自分がAHを推したのが悪い

十琥がAHを造ったのが悪い

ならば、自分達の血全てが悪いのだ


アイズフは中等戦争終結後、責任を取るカタチで処刑された

斬首刑である


十琥もまた責任を取らされる

愛娘の目の前で火刑である



そして数年後
父を失った二人の人間は再会を果たす

一人は胸に復讐の心を持つモノ達の意思を背負わされ

一人は胸に父の過ちを継がされ



実はこの過去の話にはアフレコがあった

AHの開発に携わった十琥の秘蔵ファイルの中に
ウォーハンマーやフランベルジェなどのMMの開発プランがあったこと
それは晴香彼方とトマージ、そしてミセリの役員会の数人のみが知る

そして、彼方だけが知ること

それは

ミセリコルデの開発元が晴香重工ではないことであった



かつて、中東戦争中に現れた4機のMM
そこにミセリコルデの姿があった

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